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米国の大学は世界各国から留学生を受け入れようとしている。それに伴い、大学には学費などが流れ込み、キャンパスの多様性も拡大しているが、同時に不正入学者の増加にも直面している。
米ペンシルベニア州ピッツバーグの連邦検事は5月28日、大学入試で「替え玉」を雇ったとして中国国籍の15人を起訴したと発表した。そのなかの数人は、すでに各地の大学に入学しているという。
デービッド・ヒクトン検事は「今回は中国人のグループだが、(大学入試の)公正さを守ることはそれより大きな問題だ」と話す。
大学入試をめぐる不正行為は韓国の学生にも見られる。米大学への入学を希望する学生は世界中で増えており、入試担当の責任者らで構成する米団体で代表を務めるマイケル・レイリー氏は、学業成績の基準や受験のチェックが甘くなりがちな田舎の大学にこうした学生が増えていると指摘する。
レイリー氏は「中国からの学生は書類に記された成績と実際の能力が一致しないという話をよく聞く」と指摘する。
米国際教育研究所(IIE)によると、2013年度~14年度に米大学に在籍する外国人学生の数は前年度に比べ8%増加し、90万人近くに達した。けん引力になったのが中国人留学生で、前年度比17%近く増加した。
レイリー氏によると、以前の中国人留学生は優秀な学生が多かったが、最近は学業成績に苦しむ学生が増えているという。
中国の大学は志願者の選考に全国統一大学入学試験である「高考(gaokao)」の成績をほぼ唯一の判断材料としている。その結果、米国の大学を受験する際にも学生たちは試験の成績を極端に重視するとマーク・ザウエル氏は指摘する。
ザウエル氏は「彼ら(中国人学生)は進学先を決める材料として高考をとらえているため、(米大学進学適性試験の)SATやACTも同じだと考えている」と話す。米大学は外国の高校の成績を評価するのが難しいため、こうした試験の点数に志願者の能力判定を頼ることになる。
ザウエル氏によると、こうした試験で不正が行われる可能性に気付いた大学側は外国人学生の選考方法を変更し始めたという。英語能力を測定するTOEFL(トーフル)テストで点数が高くても、英語の習熟度を審査するために面接を実施する大学も出てきた。
中国人留学生を支援するピッツバーグの会社ホールレン・エデュケーションで最高開発責任者を務めるアンドリュー・ハン・チェン氏は、この3年間に退学になった中国人留学生1657人の面倒をみてきたと話す。その中の25%近くがカンニングなどの不正行為で退学になったという。
ピッツバーグの連邦検事による起訴状には、ボストンにあるノースイースタン大学の学生ひとりが含まれている。同大学の広報担当者によると、大学が不正について知ったのは昨年8月に連邦捜査が行われた際だという。
ヒクトン連邦検事は捜査のきっかけについては言及を避けた。不正をはたらいたとされる中国人志願者は「替え玉」に最高6000ドル(約74万円)を支払い、偽造パスポートを渡して本人の代わりに受験させていた容疑がかけられている。
携帯電話や耳栓、カメラ内蔵メガネといったテクノロジーの進歩が、試験問題や解答の共有をより容易にさせている。SATを主催する米ETS(エデュケーション・テスティング・サービス)は不正発覚を受け、アジアでここ数カ月の間に実施された少なくとも4回分のSATの点数の一部をいったん保留し、最終的に無効とした。対象となった試験の少なくとも一部で、特定の試験会場の受験生が中国と韓国にある試験対策業者に問題文を教え、業者が次の受験を控えた受験生に解答を渡したとされている。
米ニューヨーク州ロングアイランドにある高校でも同様に、数十人の生徒が2011年秋の試験で不正をはたらいたことが発覚。「替え玉」に最高3600ドルを支払っていたことが判明した。これを受けて、2012年にETSはチェック体制を強化。現在は受験申込時と試験日に写真による本人照合が行われるほか、性別と誕生日の確認も実施されている。
By DOUGLAS BELKIN and MELISSA KORN
引用:急増する中国人の不正入試、米大学に難題 「替え玉受験」も
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