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音の世界+α

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「おくりびと」オリジナルサウンドトラック |サントラ

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
サントラ
UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
発売日 2008-09-10




皆、おくりびとではないか。 2008-12-14
 ロングラン。まだ映画館で観ることができるとは。

 観客は誰ひとり立たなかった。

 最後まで見終えて映画館を出たのだ。

 チェロ奏者(ひき)でオーケストラにポジションをえた男がその後たどる道。1800万円のチェロを売り、故郷山形に戻る。そこで、ありついた仕事は納棺師。葬儀に携わる者への周囲からの差別。それでも、葬儀社の下請けとして、誠実に納棺までいたる社長に惚れ込む。

 社長役は山崎努。その下で働く女性は吉行和子、初めての社員が○。妻は実家に戻ってしまう。「卑しい仕事」として、受け取られている。

 焼き場のおやじも同様。「死は終わりでなく門だと思っている。さあ、行ってらっしゃい。又、会おう。」というおやじ。最後は石文の話し。父の死。妻は彼の仕事をみて、評価するようになる。さあ、次にいくために、故人とその家族、親族、その他の者たちのドラマがいつも待ち受けている。社会の原点を視る場に彼はいるのだ。感動する。

 雪、庄内、白い風、空、山々。野鳥たち。それらの中にいる人。チェロの音色が響き渡る。人の最後を送るとは。生きている者が食わないといけない。山崎の名演技。本木の名演。広末の母になる姿。

 この納棺夫(この映画では師になっている)。

 焼き場のおやじ。

 すべて、卑しい職業とされている。

 死への侮蔑。

 差別。

 被差別民の仕事。

 いろいろ広がる世界への入門・・・




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